使われなかったカード達

M11がもうすぐ発売。
１０月には次のエキスパンションも発売。
１０月を最後にアラーラブロックがスタンダードから追放されてしまいます。
ああ、イーオスのレインジャーも、白蘭の騎士も、エルズペスも使えなくなる・・・。
なんとも悲しいことですね。

こうやって、スタンダード落ちを惜しまれるカード達は幸せです。
スタンダードを去っても、その活躍は永遠に語り継がれることでしょう。

可哀そうなのは、スタンダード落ちるまで全く使われなかったカード達。
今回はそんなカードを特集したいと思います。

まず何と言ってもこのカードを上げないわけにはいかない。

そう、冷静な天使。
時のらせんブロックと入れ替えで入ってきたアラーラブロック。
時のらせんブロックがスタンダードにあったころ大好きだった「稲妻の天使」。
「稲妻の天使」がスタンダードを去るのを惜しみつつ、このカードには期待していたものでした。
私だけでなく、このカードを使いこなそうと、多くのプレイヤーがデッキ構築に明け暮れておりました。
警戒持ちのクリーチャーばかりでまとめたり、「ナヤの魔除け」「謎めいた命令」などで、相手のクリーチャーをフルタップさせたり。
あの手この手を使って、こいつを活躍させようとしました。
しかし、大会で使用できるレベルのデッキになることはついになかった。
そう・・・、同じマナ域にラフィークいるから・・・。

続いてこちら。

マルフェゴールさんです。
この子はかわいそうな子なんです。
ストーリー上では、ニコル・ボーラスにこき使われ、負け戦になりそうなのに、無理やり出陣させられる。
最期はエルズペスの呪文で強化されたラフィークの２段攻撃の前に散っていく。
ブラック企業に就職した悲しき社員のような運命を送り、しかも、スタンダードで使われることなく、誰の記憶にも残らず消えていくんだ・・・。
もう、この子が不憫で不憫でｗｗｗ。
ごめん、ちょっとワロタ。
誰か、この子を使ってあげて。

続いてこちら。

賛美デッキ期待の新星としてデビュー。
が、賛美デッキ自体が弱すぎて、スタンダードシーンで目にすることはなかった。
会社に入ったのはいいけど、いきなり倒産して路頭に迷った新入社員のような生き様。
不条理・・・。あまりに不条理・・・。

続いてこちら。

３マナ３/３飛行、強化能力持ち。
書いていることは決して弱くない。
だが、時代は彼に味方しなかった。
育てる余裕なんてなかったんや・・・。

他にも使われてないカードなんてゴロゴロあります。
発売当初は絶対使われるだろうと思ってたのに、結局カスレア扱いになったなんてよくある話ですよね。
そう考えると、「失われたアラーラの君主」は最期の最期によう頑張った！！
最期の最期でG1を手にしたステイゴールドのような生き方に感服するよ。

スタンダードから落ちるまでに、一瞬でも輝けるカードが出てくることを祈るばかりです。